スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2008年05月12日 23:25

シンイチロウ。
おまえがこの本に興味を持ったのは、
作者がロストオデッセイの脚本の一部を書いていたからだった。
それほどそのゲームにのめりこむこともなかったが、
だからといってこの作者に全く興味がないわけでもなかった。

疾走 上 (角川文庫)疾走 上 (角川文庫)
(2005/05/25)
重松 清

商品詳細を見る

疾走 下 (角川文庫)疾走 下 (角川文庫)
(2005/05/25)
重松 清

商品詳細を見る

シンイチロウ。
おまえは思う。
人間の暗い部分というものはいつもこうであると。

おまえは思う。
キリスト教は人間の暗い部分とは切って話せないものであると。

おまえは思う。
登場人物の暗い部分を、自分も持っているということを。

おまえは思う。
悲惨な話だった、で終わるものではないということを。
おまえたちは紙一重で、いつでもこのような状態になりうるのだと。


おまえの最近読んでいた本は、
歴史物や新書など、文章にあまりテクニカルな要素を含んでいなかった。
そういう意味で、シンイチロウ、おまえは表現方法に興味を持った。

リズム感は、確かにあった。
同じ時間で読める量は、確かに多かった。

ただ、おまえは違和感を感じていたのだ。

なぜあんなにもせいびょうしゃがなまなましいのかあるいはしゅじんこうもひろいんもははおやがなぜいちばんあくえいきょうをおよぼすにんげんとしてえがかれているのかおまえはそういうてんにいわかんをかんじていたひっしゃがじょせいにたいしてなにかふのかんじょうをいだいているのではないかとおまえはおもうただこのようにほんぶんをまねしてしまうとしゅうしゅうがつかなくなってしまってどうしようもなくなってしまったのでそろそろおわろうとおまえはおもうひらがなだけでかくぶんしょうはほんぶんではかなりぶきみなひょうげんほうほうであったのだがどらくえのぱすわーどみたいになってしまったとおまえはおもう


シンイチロウ。
もう終わりにしよう。

シンイチロウ。
おまえは思う。
疾走と失踪がかかっているのだと。

おまえは思う。
生半可に文体を真似するとけがをすると。
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://nozaki.blog15.fc2.com/tb.php/904-d89c407f
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。