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せんねん

2008年03月21日 10:31

LO_package.jpg

脳の心に、ひとつの記憶が呼び覚まされた―

千年の夢、千年の記憶―


「高スペックの場合、やっぱりアクションになると思っていたんだよ―」

男はそう言いながら、コントローラーを握り締めた。
たまの休日に、朝からずっとテレビにむきあっているらしい。

「でも俺、夜は弱いだろ?
 だから、普段は睡眠の方を優先するんだよ」

男は、いわゆる、研究職。
ただし、まだ雑用ばかりしている、ひよっこに過ぎない。
その男も、普段は読書や勉強に対する意欲はあるにはあるそうだ。
平日の空き時間はほとんど読書に時間をとっている。

脳は知っている。
男は焦っていると。

限られた時間を、何か成長のために利用する。
やがてくる、その日まで。
成長が止まったときが自分の最後だと。
言うなれば鮫のように、止まったときが生命の終わりだと。
無限の時間を生きる脳にはない考え方だった。


「ただ、最近ときどき思うんだよ。
 なんのために成長するんだ、ってな」

脳は答えない。
男は解答があることを求めていないことを知っているからだ。

「だから、こういうことをしたいと思ったときは、
 全力でそれをすることにしてるんだ」


「なぁ、やっぱり偏見ていうのは、あるよな。
 アクションが高スペックのゲーム機には最適だって。
 俺もそう思っていたさ」

男は一心不乱にコントローラーを動かしながら、またも言った。
昔、脳が訪れたときには、もっと性能の低いゲーム機で、
ひたすらAボタンを連打していた、その当時を思い出すように。

「でも、このゲームをして思ったよ。
 大切なのは、スペックじゃない。
 RPGって、もっとシンプルに楽しむものなんだよ」

「画像がきれいなだけでもいいじゃないか。
 感情移入と迫力を、単純に堪能すればいいんだ」


もはや、男に残された時間はあまり多くはない。
休日はまだ半分残っているが、しなければならないことも多くあるからだ。

しかし、今は男はゲームをするだろう。
千年の間生きてきた脳に、専念する男を否定するつもりはない。

男はゲームからも学ぼうとするだろう。
それは難しいことと知っていながら。



テレビに一瞬、閃光がはしった。
ボスにやられたようだ。

しかし、男はゲームをし続ける。
レベルためを、繰り返しながら。
レベルためが、人生でも重要だと感じながら―。

(了)


003.jpg

というようなゲームをしています。
ロストオデッセイというやつです。XBOX360です。

主人公が不死者で、1000年間生きてきたという設定で、
その謎をときあかす話なのだそうです。

井上雄彦が絵を描いていて、
雰囲気は最近のFFに近い感じ。
重松清という人がこういう文章をどこかしこに挿入してきます。

ローディングがやたら長く、
それにともないイベントが意味分からんほど長く、
勉強のために言葉を英語にしたら、B級ハリウッド映画みたいになり、
そもそも、本体の動作音がめちゃくちゃうるさいのですが。

でも、一旦ロードするとめちゃ動きがなめらかで、
びっくりするほど画像がきれいで、
意外とシンプルなゲームシステムで、
サブイベントとか街とかが充実してて、
なによりレベルをあげるとアビリティを手に入れられるというところが、
久々のゲームを楽しませてくれています。

平日はする時間はないですが、
ちょいちょいやっていけたら面白いですね。


ただ、元ネタをおそらく誰も知らないのにこんなパロディをしても、
単にちょっと自分に酔って気持ち悪い人みたいでやっかいですね。
すいませんねん。

(了)
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