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 LUCK

2007年09月23日 12:26

警察官、店側に土下座促す 客が店員に暴行、見たのに…
http://www.asahi.com/national/update/0923/OSK200709230001.html

朝からいらいらさせられたニュース。
無理が通れば道理がひっこむ系はほんまに嫌いです。
この場合は警察官もぐだぐだながら、客が一番終わってますな。

宿敵〈上〉 (角川文庫) 宿敵〈上〉 (角川文庫)
遠藤 周作 (1987/09)
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宿敵〈下〉 宿敵〈下〉
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さて、ようやく『宿敵』の感想でも。
泉なんとかて人の批判なんか書かなければよかったですな。
無駄な時間やったように思います。

『宿敵』、小西行長が主人公の物語です。
宿敵と呼ばれるのは加藤清正ですが、
なかなかライバルを完全に対等に書くのは難しいですね。
小西行長のウェートが大きくなっていっていたような。
彼の方が遠藤周作に近いのですかね。


思ったことはいろいろあるのですが、特に今回思ったのは、
小西行長とその妻の関係について。
ネタバレなので、以下、いずれ読む可能性のある人はとばしてください。

泉なんとかにばらされたことでもあるのですが、毒殺について。
秀吉を小西行長の妻が毒殺するという設定なのです。
その毒殺は切支丹として、家来としてだめかもしれないが、
自分にできるのはこれぐらいしかない、という感じ。

この夫婦、非常に心が通っているように描写されています。
もう誰も信用できず、自分すら信用できなくなるような状況でも、
妻に対する信頼だけはずっと持っていたような。


でも、最後、ものすごく違和感が。

行長が関ヶ原で負け、殺された後、妻は修道院に入ります。
最後に清正を毒殺したのではという思わせぶりな終わり方でした。

でも、韓国から帰って後の行長は、
そういう感情はもっていないのですよねぇ。
世に疲れ、静かな平安を得ることを望んでいる描写が多々あります。
そんな中で、宿敵とかそういうもので相手を殺すという選択はないわけで。

心のかよいあっているように見える夫婦すら
結局はかよいあっていないのではないか、
と遠藤周作がいいたいと考えてしまうのは、
ちょっと考えすぎなのですかね。ネガティブですしね。


あと、遠藤周作の作品によくあるように思いますが、
主人公が勇気のある人に対する憧れを持っているというのがありました。

高山右近や自分の妻に対する憧れはきっとあって、
それがいろいろ正負の感情の元になってしまっているように思いました。
そういう風になれない中で、
よく言えば自分なりの生き方を探して、
悪く言えば自分の生き方を正当化して、
主人公が苦闘していっているような話でしたな。
わたしも相当なへたれなので、気持ちがわかりますね。


冒頭のニュース、私は客の方が嫌いですが、
そういう観点から見ると、ここでの警察官の勇気のなさ
てのは際立つように思います。

自分が臆病であるということを自覚することは大切です。

遠藤周作のにでてくる人たちはそれを自覚して、
必死で生きているような人が多いですが、
この警察官達は自分達が臆病てことを自覚しているのでしょうかね。
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