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デブフィーリング

2006年12月08日 01:16

雨が降るとデバイスが潰れるようです。
公共の交通機関でいかないといけないですし、どうにも効率が悪いです。
原付で30分、夜中の車なら20分のところを、
バスの乗り継ぎが悪いときとか1時間半かけていきますからねぇ。

ただ、公共の交通機関をつかう唯一といっていい利点は、本が読めることです。
最近原付や車でいく率が高くなってるために、
どうにも読むスピードが下がっていました。

というわけで、結構かかったものの、読み終えました。
宇宙よ (上) 宇宙よ (上)
立花 隆、秋山 豊寛 他 (1995/08)
文芸春秋

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宇宙よ (下) 宇宙よ (下)
立花 隆、秋山 豊寛 他 (1995/08)
文芸春秋

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鶴瓶さんも以前進めていた本ですね。

立花隆の本は例外なく、密度が高いです。
私の修論とかとは違って、ページをいかに抑えるかを考えています。
こういう読者を想定し、それにはこの情報がいりその情報はいらない、
ここはひっぱってもいいし、ここはきってしまう。

そういう、よく「ちょっと考えればわかるやろ」と怒られるようなことを、
ほんまにちゃんとしているのです。
実際、7日間ずっとしゃべってた内容をこの量にまとめてるわけですし。
そらこれだけ密度高くなるわ、という感じです。


デブリーフィングというものがあるようです。
もとは軍隊用語だとかだそうですが、
何かを体験した人に、それを詳細に語らせるというようなことだそうです。

以前の『宇宙からの帰還』にもあったように、
この本もデブリーフィングを行っているわけです。

いつも対談形式の本を見ていて思うのですが、
会話は内積のようなものなのですかね。

お互いいろいろな方向成分をもっているのですが、
二人で言葉として考えを受肉させたときに、
それは何かしらの射影成分をみているのでは。

やし、結局お互いのなす角度がある程度そろっていないと、
そしてお互いの絶対値が大きくないと、
大きな値はえられないわけです。


立花隆はそういうのがものすごいように思います。
知識の幅・深さがすごいですからね。
どういう人と話しても、角度もあわせられるし、絶対値も大きいです。
やし、どんな本をみても、ある程度以上の密度が得られています。

秋山さんが帰ってきて、アナウンサーにいろいろ質問されて、
うっとうしそうにしていたのも、結局はなす角が違ったのでしょう。


立花隆の根源には、人間存在の意義などに対する疑問があるそうです。
本の中にあったのですが、「ここはどこ?私はだれ?」という記憶喪失のシーン、
あれが結局全ての疑問の根源にあるのではないか、ということでした。

私もそういうことに対して比較的興味をもっているので、
私自信の絶対値は小さいですが、内積はある程度大きくなりそうです。


本の内容的には、もう少し精神的なことも知りたかったのですが。
でも、ものすごく丁寧な内容で、好奇心をくすぐられつづけました。

本を読む事は多かれ少なかれ疑似体験なのでしょうが、
ほんまに疑似体験と言えるのではないでしょうかね。


普通の感想になってしまいました。
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