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2006年11月03日 00:41

なんか雑用系で結構時間が過ぎています。
もうちゃんと終わってるはずなのですけどねぇ。
なんか二度手間三度手間になりそうで、心配です。


さて、本を読みました。

三浦綾子の『氷点(上)、(下)』
氷点 (〔正〕 上) 氷点 (〔正〕 上)
三浦 綾子 (1982/01)
角川書店
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氷点 (下) 氷点 (下)
三浦 綾子 (1982/01)
角川書店
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なんと友人Yちゃんがここから名づけられたらしいです。
と言ってしまうと本名がばれますな。

私もクリスチャンのはしくれとして、非常に重いテーマです。
我々が現在ももっている、原罪。
人間の不可避の性質みたいなものですね。
性悪説とちょっと似ているようで違うものです。
むしろロビンに近いのかもしれません。
あれはまぁ人為的な原罪ですが。

話としては、クリスチャンなら結構わかる、
ふりのようなものが多くあるように思いました。
信仰をもつきっかけ、というやつですね。

自分に絶望し、そうでないものに対し憧れるというやつです。
なぜ彼、彼女はああいうことができるのか、
そういうことを思ったとき、結構人はキリスト教に興味をもつものです。
願わくば私も、そういう生き方ができるようになりたいですな。
ま、現在のところ全く無理そうですが。


人物に関しては、かなりいろいろ共感するところがありました。
私もああいう感じですよ。
頭の中で、ああでもないこうでもないとか、
ネガティブな考えやポジティブな考えや、
悪いことやいいこと、そういったものをふらふらするのです。

司馬っちとかにでてくる人物は、逆ですね。
結構ものごとを冷静に考えて、ぶれることなく進む印象です。
自分にないものなので、私は憧れるのでしょうか。


そして、この話、結局のところ、何も解決しません。
なので、話としてはかなり不完全燃焼な感じになるかもしれません。

ただ、それこそが作者の意図するところなのではないですかね。

友情でも、親子愛でも、生まれつきのいい性格でも、
意思でも、当然金銭でも、(よく全てを解決する)いわゆる愛でも、
この話では解決の手段としてはたりなかったのです。

で、もう我々に残されたのは神の愛しかないと、
そういうことを言いたかったのではないでしょうか。
消去法的にそれを表現しているように思います。

確かに、この本の中で、登場人物はほぼキリスト教とかかわりません。
父が少しキリスト教の知識をもち、教会に興味をもつぐらいです。

こういう表現の仕方もあるのか、という感じでした。

ただ、これをドラマ化するのですか。
途中は簡単ぽいですが、最後辺りは難しいところですね。
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コメント

  1. ケノービ | URL | -

    確か何年か前にもドラマ化されてたと思うんだけど。
    またやるんすか。好きですねえ。

  2. のざき | URL | VVHQ8TqM

    http://www.tv-asahi.co.jp/hyoten/

    結構もうすぐですな。
    おそらく見れませんが。
    まぁ、あんまり深く考えずに見ることもできる話なんですかね。
    どろどろしてるだけで満足する人も多そう。

  3. Mざわ | URL | -

    主人公の「原罪」って「殺人犯の娘」だっていうこと?なんでしょうか。そんなん本人にはどうしようもないがな、とおもうのですが、このどうしようもなさが「原罪」たるゆえんなのでしょうか。無神論者にはぴんと来ません。以前に原罪=好奇心・知識欲として主題に据えた漫画を読んだのですが、まだそっちのほうが納得できました。

    ところで「続・氷点」もありますよ。

  4. のざき | URL | VVHQ8TqM

    旧約聖書をそのままうけとると、
    やはり「原罪」=「罪を犯したものの子孫」ということになりますな。
    アダムとイブの楽園追放からはじまっているということなので。

    「原罪」=「好奇心・知識欲」というのは=というよりは、
    ∴に近いように思います。
    知恵の木の実を食べたので、その結果好奇心・知識欲がでたような。
    そういうのがあって、罪の種みたいなのをもっているのではないか、
    というおそれがある、みたいな感じですかねぇ。

    確かにそういう風なことを言われても納得できないですし、
    実際にそれだけで裁かれたりとかはないような気もしますが。
    どうなのかは、もしかしたらずっとわからんかもしれませんな。


    ただ、Y子の最後のあたりは、そういう自分の存在自体が人を苦しめる、
    ということに対する絶望みたいなのがあったのではとは思っています。
    自分がどうあるということとは別次元で、相手を苦しめていると知ったら、
    それは相当な絶望なのではないかと思います。
    「ゆるし」てほしいのは父のことではないでしょうし。

    『続・氷点』は読んでみたい気もするし、やめておいた方がいい気もしますな。
    結構ちゃんと完結しているものの続編て、ちょっと不安なのですよ。
    でもいずれは読んでしまうのでしょうな。

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