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よい

2006年02月10日 22:15

今日は彼女の誕生日なわけですが。
プレゼントは喜んでいただけたようです。

その後、私はかてきょへ。

その行き帰りで、はいりこんでしまいました。
『宇宙からの帰還』
neko7.gif

どのぐらいはいりこんでいたかというと、
墨染めで降りるはずが、丹波橋までいってしまったほど。
まぁ、一駅ですけど。

よかった。よいです。まだ余韻にひたっています。
いろんな人が夢中になって読む理由が分かる気がします。

おこがましい言い方かもしれませんが、非常に共感できました。
立花隆に。

立花隆のこの本の中で行っている質問はおそらく、
本当に切実な問題やったのではないかと思います。

司馬遼太郎の『八人との対話』の中で、
自分はキリスト教というバックグラウンドの中で育ったので、
必然的に生とか死とか、人間の存在とかについて考えたと言っていました。

私もそうなのかもしれません。
完全に信じることができればそれはそれで幸福なのかもしれませんが、
やはり疑問をもってしまうことは多々あります。

そういう中で、テクノロジーの頂点ともいえる宇宙飛行に注目し、
その行為がどのような精神的な影響を与えるか。

科学と宗教は矛盾すると言っているが、それは本当はどうなのか、
という問いは、私にもあるものです。

そういう意味で、非常に興味深く読めました。


内容は実に高密度。

インタビューという形式をとっているのですが、
しっかりと論理的に話はすすんでいっている印象でした。
それは、その人にある程度確立したものがあるからなのでは。


宇宙飛行士は様々な思考の域に達します。
ただ、いくつかの共通点があるそうで。

その一つが帰属意識。

地球というものを外から見たとき、
自分がそこに属している、または属する以外にない、と感じるそうです。
宇宙という、全くの暗黒に対して、地球はあまりにも美しいそうです。


ちなみに、我々には想像することはできないそうです。
画像をとってくるためにAmazonにいってきたのですが、こんなレビューが。

>宇宙から見た地球の感動・美しさというものを宇宙飛行士たちの証言を元に想像するのに難しくない一冊。

できないと、あれほど宇宙飛行士たちは言っているのに。残念。


話を戻しましょう。
高校でいっしょやっただけで、なぜか大学で仲良くなるとかいう、
そんなものですかね。
非常にレベルの低いたとえで申し訳ないですが。

それのめちゃ大きなものでしょうか。違うかな。


地球を見るという行為は、生と死を、ビジュアルで見ることにつながるそうです。
ビジュアルにすることは非常にインパクトがあります、説得力もあります。
直感的に、理解できるということです。
(そういう意味で、私の研究室のSPMも、ものすごいものです。
原子や分子がどうなっているかを、ビジュアルにするのですから。)

地球でその感覚を味わうとすると、砂漠のど真ん中にいるようなものだそうで。
周りに生命は全くなく(多少はいるのでしょうが)、自分だけがそこにいる。
そんな感覚だそうな。(『八人との対話』で言ってたような)


そして、思考があまりにも雄大になるそうです。

我々の生活している空間は、言ってしまえば2次元ですからね。
高さ方向は、横の広がりに対して量子化されるレベルなのですよ。
やし、とれる準位である思考も必然的にとびとびになります。
その平面の、さらに京都の桂とかにいれば、それはもう量子ドットです。
さらに思考は限られてしまう。

そのような閉じ込めがない状態で、つまり3次元におかれたとき、
そのときようやく精神は自由になるのではないですかね。


そのような状態に、私もなってみたいのです。
宇宙旅行、できるようになりませんかねぇ。

立花隆は、総括はする意味がないとしていました。
宇宙を体験していない自分が行う解釈はむしろだめであると。

というわけで、私を介してしまうと、
さらに話が変に解釈されてしまうので、このへんで。
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コメント

  1. ひろし | URL | -

    たしかに平面の広がりにたいして
    地面が視界の半分を占めることでえらく狭苦しく感じることもあるな。

    けどときおり空を見上げるのもよいのでは??
    おれはよく空を眺めるけど、その想像もつかない高さで心の垢がとれますよ。

    平面のひろがりといえば、ロスの丘から見た夜景はすごかったな。

  2. のざき | URL | VVHQ8TqM

    空はよいですね。
    最近、夜中に原付で帰るとき、よく見ます。
    目が悪いことがこんなにも悔しいのは、このときぐらいです。

    空を見上げる余裕がすぐなくなりますからねぇ。
    そういう心の余裕が欲しい。


    LAでのあの夜景はほんまにやばかったですな。
    我々の普段の世界など、狭くて狭くてどうしようもないのですよね。
    もっと広い世界を見てみたいです。

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