ウェブログ         

独り言 …でもないか。

北風と太陽

さっきの文章は、なかなかにネガティブですね。
いつものことですが。
最近、学校に行く準備ができてから行くまでに、変なギャップがあります。
まぁ、ええか。がんばればええのですよ。


さて、立ち直りました。
立ち直りははやいです。落ち込みもはやいですが。
コンデンサのようです。

実験をしながら、こんな本を読んでみました。
研究室のU村さんに薦められた本。
こないだのH内くんの『新教養主義宣言』につづき、お薦めを読んでみました。
27687-20051212toyota01.jpg


単純に、おもしろい。
にやにやしつづけてしまいます。
爆笑するというようなことはありませんが(M−1見たかった…)。

でも、単におもしろいだけではありません。
非常に示唆的。

例えば、『新教養主義宣言』もなかなか斬新な発想が多いのですが、
内容がなぜか重複するのです。
たとえば、権利についてや、不景気対策には増税が一番だ、とか。
そこに至る過程や語り口は違えど、なぜか同様の結論が導き出されるのです。

ええなと思ったのは、そういう言いたいことは、ほんのちょっとしかないのです。
あとは、おもしろおかしくするための修飾。

嘘をつくときも、その嘘にほんの少し真実をいれておくと効果的なように、
意見を述べるときも、それをほんの少し混ぜておく方が、時には効果的なのです。

いうなれば、『新教養主義宣言』は北風、『棚から哲学』は太陽、という感じ。
北風は圧倒的な存在感があるが、
少し構えてしまうと(山形浩生はそれがええのかもしれませんが)。
逆に太陽は、その裏の意図にうまいこともってかれてしまう感じ。

絵本とは違い、どちらがええとは言いがたいのですが。


あとは、文章が上手ですね。ほんまに。
3ページぐらいのエッセイなので、ブログに似た雰囲気ですし。
こんな文章をかけたらと思います。


まぁ、こんなにいろいろ考えて読むような本ではないかもしれません。
面白く読めるので、にやにやした笑いが好きな方はぜひ。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://nozaki.blog15.fc2.com/tb.php/203-3450d5e3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

BROTHER

3393514_1594518355.jpg
  • メラノサイト
    私の弟の作品群。

    RECENT ENTRY

    RECENT COMMENT

    BOOK

    見る脳
    見る脳・描く脳―絵画のニューロサイエンス
    岩田 誠
    東京大学出版会

    "見る"という行為は当然のものではない。私たちが見ること、見たものを描くことは非常に複雑な脳の働きによる。天才の直感というものは、その脳の一部の能力を特化してものを認識する事ができることなのかもしれない。

    科学と自然観
    科学は「自然」をどう語ってきたか―物理学の論理と自然観
    菅野 礼司
    ミネルヴァ書房

    科学と自然観は、科学が自然観を生み自然観が新たな科学的版権を生むという、相補的な関係にある。なのに私たちの常識は、量子論や相対性理論をふまえた上での世界観とは実は相容れていない。

    城塞 (上巻)
    宗教世界地図 最新版
    立山 良司
    新潮社

    現在の世界を見るための切り口の一つ、宗教。これは政治や経済とは不可分の関係にある。いわゆるグローバルな世界で、我々が世界を相手にするには、宗教は最低限知っておかなくてはならない教養の一つであると言える。

    城塞 (上巻)
    城塞
    司馬 遼太郎
    新潮社

    応仁の乱からおよそ150年。戦国時代は長く、一つの話では収まりきらない。「国盗り物語」→「新説太閤記」→「関ヶ原」ときて、それらの物語の締めくくりとして。日本の中で最も激動期であったこの時期は、日本人として当然知っておくべき。

    宇宙からの帰還
    宇宙からの帰還
    立花 隆
    中央公論新社

    宇宙飛行という行為は、精神的にどのようなインパクトを与えるものなのか。科学技術の一つの頂点である宇宙飛行が、実は人間の内面に一番大きな影響を与えているのかもしれない。神や人間存在などについての宇宙飛行士の考えは実に興味深い。

    イワン・イリッチの死
    イワン・イリッチの死
    トルストイ
    岩波書店

    いわゆる中の上ぐらいの一市民の平凡な生活から、その死までを淡々と書いている。私たちが常にすがりつこうとしている「生」とは、一体なんなのか。私たちの常におそれている「死」とは、一体なんなのか。

    ユートピア
    ユートピア
    トマス モア
    岩波書店

    はじめ、理想郷といわれるものが本当に理想郷であるかどうかという本だと考えていたが、実はトマス・モアの葛藤を書いている本。つまり、政治と宗教の矛盾をどう捉えるかという話。どちらにも全身全霊をかけたモアの話だからこそ、意味をなすような。

    棚から哲学
    棚から哲学
    土屋 賢二
    文藝春秋

    哲学とユーモアを融合するとこんな風になる、という感じ。ユーモアで覆われているが、いつも見落としていたことに気づかされる。それ以前の作品に比べると、この本はやや短編であるためリズムがよく、ユーモア色が強い。

    新教養主義宣言
    新教養主義宣言
    山形 浩生
    晶文社

    非常に広範なテーマについて、非常にでかい態度で書かれている。くやしかったら反論してみろと言わんばかり。あくが強いが、いろいろ考えさせられる本。やはり、これからはこれぐらいは広い教養がないと自立的に生きていけないのではないかと。

    無限論の教室

    無限論の教室
    野矢 茂樹
    講談社

    無限や実数など、あたりまえに使用していたものは本来そこまで確実なものではないという話。最終的にはゲーデルの不完全性定理により、それらの無矛盾性などは証明できないという結論になる。我々はそういうものを土台にして生きているのですがね。

    日本語と日本人の心
    日本語と日本人の心
    大江 健三郎、河合 隼雄 他
    岩波書店

    他に大江健三郎、河合隼雄との対談を文章化。私達の母国語である日本語について、あらためて考えさせられる本。日本が世界に誇れるものは多くあるが、日本語もその一つ。もっと意識的に日本語を使っていかないといけないと実感させられる。

    八人との対話
    八人との対話
    司馬 遼太郎
    文藝春秋

    対話、という手段により、二つの知識から新たにより高次な思考が生まれる過程は見事としか言いようがない。歴史というものを共通の話題とはしているが、内容は決してそれだけではなく、実に深い。対話の相手は、立花隆やアルフォンス・デーケンなど。

    脳を鍛える―東大講義「人間の現在」
    脳を鍛える―東大講義「人間の現在」
    立花 隆
    新潮社

    知識をためこむだけでなく、それを自分の中で体系づけることが大切、ということを実感させられる。そもそも、今の我々にはその体系づける知識すらないわけで。大学はいったところの人に、是非読んで欲しい本。脳を鍛え"続ける"ことが大事です。

    死生学がわかる。
    死生学がわかる。
    朝日新聞社

    死に対する、あるいは死に臨む人に対する、様々な領域の人の考え方が2,3ページずつつづられている。普段どうしても目をそむけてしまうことなので、たまには考えてみるのもいいのでは。

    沈黙
    沈黙
    遠藤 周作
    新潮社

    私のことを愛しているのならなぜ神は沈黙されるのか?というクリスチャンに影のようにつきまとう問題。最後の主人公の選択は正しかったと私は思います。

    ゲーデルの哲学―不完全性定理と神の存在論
    ゲーデルの哲学―不完全性定理と神の存在論
    高橋 昌一郎
    講談社

    サブタイトルは不完全性定理と神の存在論。論理学では「矛盾」を考えるが、ゲーデルによると「汝自身が矛盾しないことを汝は証明できない」。

    世に棲む日日 (1)
    世に棲む日日
    司馬 遼太郎
    文芸春秋

    司馬作品は戦国なら戦国全部、幕末なら幕末全部読むのが一番面白い読み方であると。『竜馬が行く』で全体像をつかんだ後に読むと、面白さが何倍にもなるのでは。

    ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙
    ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙
    ヨースタイン ゴルデル
    日本放送出版協会

    まぁべたな本。哲学について非常にわかりやすく書いてある本。考えさせられることが多々ある。これが倫理の教科書なら誰でも授業にでるのでは。

    LINKS

    ARCHIVES

    PHOTO


    かんぶり会(06/01/03)
    ムッシュ忘年会(05/12/29)
    古いヘッジ忘年会(05/12/10)
    BJ結婚式(05/11/20)
    K島さんP(05/11/03)
    古いヘッジ(05/09/10)
    キャンプ(05/08/22)
    海(05/08/15)
    同窓会(05/08/13)
    BBQ(05/05/02)

    CATEGORY

    SEARCH

    RECENT BOOKS

    RSSフィード