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長短

2012年02月21日 11:48

さて、本を読みました。


蒼穹の昴(3) (講談社文庫)蒼穹の昴(3) (講談社文庫)
(2004/10/15)
浅田 次郎

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蒼穹の昴(4) (講談社文庫)蒼穹の昴(4) (講談社文庫)
(2004/10/15)
浅田 次郎

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第一部の完結。
この世の富を全て自分の手にいれると予言された宦官の主人公と、
その周辺人物の物語。

舞台は清の末期、西太后が支配していたころ。

この本の中では、西太后はものすごく優秀な人物として描かれています。
最も長期的なビジョンを持って行動している人物やと。

たとえば、

 目の前のことを考えると 
 → 西太后の支配はよくない

 ちょっと長い目で見ると 
 → 西太后の支配後、速やかに清が滅びるなら、
    外国が何かしら口実をつけて支配してくるようなことはない

というような感じ。
清をスムーズに滅びさせることが、
長期的には中国国民の利益になるのだ、ということです。


これが正しいかどうかはおいておいて、考えさせられるところです。

後者はおそらく、民主主義からは産まれてこない発想やろなと。

長期的視野にたって、現在の犠牲を厭わないってのは、
理屈では納得できてもなかなか実行できることはありません。
今の消費増税論議もそのたぐい(もう少しレベルは低いですが)。

私自身にしても、長期的、といっても、
例えば老後を見据えて、とか、そういう一人の人間の人生ぐらいが限界です。
子供産まれたら変わったりするんですかね~。

まぁこれだけ個人が重要視され、先が読めない時代なので、
コミュニティやしいては地球全体のため、という視点はなかなか難しいですよね。


そういうわけで、そういう人達の集合としての民主主義が導く結論は、
どこかしら短期的、刹那的になってしまうような気がします。


ギリシャに関しても似たような話が。
選挙をするな、という話があるそうです。

おそらく次の選挙をしてしまうと、
長期的に歳出削減をせなあかんというのはわかっているものの、
今給料が下がる人達が絶対にそういう政策をする人達を選ばない。
その結果、今つくりあげている救済策とかを破棄する可能性すらある、ということです。
だから選挙をしばらくせずに、
とりあえず強引に歳出削減をしていったほうがええのではと。

これは、危機的状況に陥ったときに、
民主主義が機能しなくなる可能性がある、ということなのかなと。


だからといって独裁政治がいいかと言われると、そういうわけでもないですしね。
難しいところですね。

とりあえず、民主主義のメリットは、
自分で選択した、という覚悟が得られるということかなと。
せめてちゃんと選挙にいかんとな~。



話があまりにも逸れました。

まぁとりあえず、政治、というものを舞台にしていて、
普段の歴史小説と比べて闘いが少なく、面白かったということで。

三部作なので、まだまだ読み続けます。

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