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さから

2011年03月08日 22:59

さて、本を読みました。

「痴呆老人」は何を見ているか (新潮新書)「痴呆老人」は何を見ているか (新潮新書)
(2008/01)
大井 玄

商品詳細を見る


日経新聞やったか朝日新聞やったかの
ウェブサイトにて紹介されていた本。

認知症についてというよりも、
私たちと認知症の人とは、何が違うのか?
から、そもそも私とは?というところまで。


認知に関する心理学の基本として、
「私たちの知覚は、期待からつくられる」のだとか。

そして、期待は、過去の記憶から作られます。


認知症の症状には、妄想があるそうです。
例えば、老人ホームを、
若い頃に過ごしていた家と思ってしまうとか。

予想通りのものが目の前に見え、
想定していた感覚を感じた場合、
人間はそれを真実と思います。

仮に、過去の記憶の方が心地良く、
その記憶(期待)から生まれた知覚により
世界を認識してしまった場合、
その世界を、自分では真実と思うこともあるわけです。


では、そう思わない私たちと、
そう思う認知症の人の差、は?

それは、自分を客観的にみれるかどうか。
他の世界と違いがあることを意識できているかどうか。

通常は、多方面から世界を見ることができ、
現実的に世界を認識できるのに対して、
認知症では、その真実と思った世界を、
唯一の世界として認識してしまうと。

そして、それを否定する他の人に対して、
拒否反応を示してしまうと。


と、考えたところで感じましたが、
私たち、そんなにできていますか?

自分を客観的に見れるか、
多角的に世界を見れるか、
といわれると、心許無い。

病気、と名付けることで、
何か線があるような印象を受けますが、
実際は境界はあいまいなんでしょう。

今、当然のように認識している世界も、
それが本当にその通りかと言われると、
実際はそうでもないんでしょうなー。


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