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手段は

2011年02月01日 23:17

さて、本を読みました。

ローマ人の物語〈39〉キリストの勝利〈中〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈39〉キリストの勝利〈中〉 (新潮文庫)
(2010/08/28)
塩野 七生

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ローマ人の物語〈40〉キリストの勝利〈下〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈40〉キリストの勝利〈下〉 (新潮文庫)
(2010/08/28)
塩野 七生

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予想通りあっという間に読んでしまいました。
新書+ローマ人という、スピードがでる組み合わせということで、
1月は9冊。なかなかよいペースです。
でも、これでおよそ年間100冊ペースなのですよねぇ。

結構世の中には年100冊ぐらいは読むよ的な人がいますが、
どうやって時間確保してるのでしょうな。
まぁ、数ではないので、かまわないのですが。

内容的には、ローマ分裂まで。
そして、キリスト教の国教化まで、です。


今見てみると、当時の熱狂的なキリスト教徒は、
今のイスラム過激派みたいなものも多いようで。
元気な宗教はそうなるんでしょうかね。

それと比べると今のキリスト教は多神教的な感覚に近いのかも。
他の宗教に対する寛容という意味で。

そう考えると、エッセンス以外のところは、
時とともに変わっていくものなのでしょう。

本来は全体をそのまま受け入れるものなのかもですが、
エッセンスだけを受け入れることの方が大事なのかもしれません。


塩野さんが宗教に神秘的な要素を全然必要としてないので、
非常にあっさりとした、客観的な見方ができています。

まぁ結局、当時のほとんどのキリスト教徒は、
現世的な利益があるからそうなったんやと。
減税とかそういうメリットが多いから、そうなったんやと。
たしかにそうなんかなーという感じですね。

そして、それを実現した一人の司教にフォーカスしています。
そういう政治家的な宗教家の力があって、
はじめて組織として大きくなれるものですしねぇ。
日本で言うと、浄土真宗の蓮如とかになるのでしょうか。


そういう、お金やら権力やら現世的な利益やらをつかっての
宣教のがええのか悪いのか、という話ですが。

4通り。

  ①現世的な利益をつかわず、信じる人が増える
  ②現世的な利益をつかい、信じる人が増える
  ③現世的な利益をつかわず、信じる人が増えない
  ④現世的な利益をつかい、信じる人が増えない

というわけですが、①が一番良く、④が一番あかんのは自明ですが、
では、②と③では、どっちなんかなと。


結局、②の方が優先されるんでしょうな。

遠藤周作の影響が強いからかもしれませんが、
私は、やや母なる神のイメージが強いです。

そういう中でいろいろ考えていくと、
結局、きっかけなんかはあまり重要でなく、
最終その人がどうなるかというところなんかなと。
どういう形であれ、エッセンスが身についていれば、
細かいところは問題ないように思います。


いろいろあったけど、最後には、そうなるべくしてそうなったんやなと、
そんな感じになるもんなんちゃうかなーと思っています。
そうあってほしい、という希望もあります。

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