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あの人の遺したもの

2009年04月24日 23:33

今日からGWの人もいるようで。
うらやましいものです。
いや、うらやましくないのか。

さて、本を読みました。

日本を創った12人〈前編〉 (PHP新書)日本を創った12人〈前編〉 (PHP新書)
(1996/10)
堺屋 太一

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わかりやすかったです。
なんか、人を説得するための文章というか。
仕事で見てもええのではと思いました。


わかりやすさの原因は、創ったものが何かがわかりやすい、というところと思います。

こんなすごいことをしたとか、人間的にすごいとかではなくて、
日本人の特徴としてもっている、この要素の源流はこの人、というのがはっきりしています。
なので、すごいかすごくないかの判断には個人差があると思いますが、
創ったかどうかというのは、わりと判断にバラツキが少ないような。

たとえば上巻では、

 聖徳太子 ⇒ 宗教観(神・仏混合)
 光源氏  ⇒ 上品観(高貴の典型)の形成
 源頼朝  ⇒ 「本音と建前」
 織田信長 ⇒ 近代経済への転換
 石田三成 ⇒ 大局を動かす実動部隊
 徳川家康 ⇒ 質素、倹約への価値

という感じ。後半はわかりにくいですかね。それは私の語彙が貧困だからです。


見方が変わったのは、源頼朝と石田三成。

石田三成の日本人に与えた影響は、
実際に働いている人たちが、実際に大局を動かす構造をつくったところです。
ワンマンの人が率いていくのではなく、
実働部隊間で話をつけておいて、そこから個々の上に話をもっていくというスタイル。
光源氏などに代表されれる高貴像とあいまって、
上の人は何もしないことが正しいという構図ができているようです。

まぁ、それは今は通用しないのですが、
なるほどと思うところが多かったです。

そういう見方をすると、石田三成はすごいなーと。
こういう下の人が動かせるというのは、ある意味で平等な社会なのかもですね。


源頼朝ですが、この人はすごいのでは。

ローマ人の物語を読んでいますが、やはりすごいのは、
カエサルとアウグストゥスです。
前者は帝政とグローバル化というグランドデザインと軍事的な天才性、
後者は周りがすべて保守的な中で、革命をやりきる政治力がすごいと。

源頼朝は、これに匹敵することをしているのではないでしょうかね。
武士による統治というグランドデザインもありましたし、
臣下という形式で朝廷を残したまま、実権は得るという政治力もありました。
惜しむらくは、軍事的なものがなかったので、暗い印象がややあるとか、
その後、実権がうろうろしたりして確立しなかったことぐらいですか。

でも、すごいと思います。
もっと評価されるべきなのではないでしょうかねー。


やはり、列伝ぽい形は好きです。
私も日本とまではいきませんが、
誰かを創った12人の中に入れるような影響力をもちたいものですな。


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