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2011年09月27日 10:02

さて、本を読み終えました。

ローマ人の物語〈43〉ローマ世界の終焉〈下〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈43〉ローマ世界の終焉〈下〉 (新潮文庫)
(2011/08/28)
塩野 七生

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1巻を読んでからなら丸4年、
ついに読破しました。感慨深いですね~。

感想もいろいろあり、書き留めておきたいですが、
まずは43巻の感想から。

内容としては既にローマ後。
西ローマ帝国が滅びたあとの
蛮族支配、東ローマ帝国の再支配、あたり。

意外なことがたくさんありました。

個人的には、西ローマ帝国崩壊後、
戦国時代的な群雄割拠な雰囲気になるのかと思っていました。
が、実際は治安なりが回復したと。
まぁ戦国時代も、安定しているところは
室町時代よりも安定していそうですが。

パクス・バルバリカ、蛮族による平和、と呼ばれる時期があったとのこと。
うまいこと蛮族が支配して、支配されている感ももたずに
しばらくは上手くいっていた時期があったということです。

一方、その後、東ローマ帝国が領土を回復しようとすると、
状況は一変。東ローマ帝国の支配の方が厳しかったり、
蛮族は裏切り者としてローマの人たちを扱ったり、
世界の首都であったローマが散々なことになります。


結局、古き良き栄光、というものは、決して戻らないのでしょう。

それはおそらく、周囲の環境などが全てそろってはじめて
時代の流れが形成できるからなのかと。

ある制度があったから、ある英雄がいたから、
栄光が得られるわけではなく、
そういったものが複雑にからみあうことで、
偶然にもそういうものが形作られるものなのではないでしょうか。


ローマの衰退と日本の衰退、重ね合わされることが多々ありました。
逆に、滅び行く国なんてどれもこんな感じなのかもとも思います。

古き良き栄光、日本もその状態になるようにもがいています。
家族や地域の人達が助けあい、節度を持ち、
勤勉さを売りにして世界の経済に大きな影響を与える、など
日本が良かった時代にむけて、「元に戻そう」としています。

でも、それは無理なんでしょう。
生活が豊かになることで助けあう必要もなくなり、
自己責任の名の下に自分の身は自分で守らなければならなくなり、
一方では周辺の国々がモーレツに働いて追い上げてきている中で、
はい昔どおり、にはならないですよね。

私は昔ながらの日本の雰囲気は好きですし、
そういうところに美意識は持っていると思いますが、
それを完全に戻すというのはちょっと違うんやなと。

そういう美意識のエッセンスになる部分だけは、
できれば維持しつつ、今の世界の状況に上手く対応できるよう、
この新しい変化に、
上手く乗っていく方法を考えないといけないんやろなと。

ローマの終焉後を見ていて思いましたとさ。

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見とる

2011年09月23日 07:51

さて、本を読みました。

ローマ人の物語〈42〉ローマ世界の終焉〈中〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈42〉ローマ世界の終焉〈中〉 (新潮文庫)
(2011/08/28)
塩野 七生

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いよいよラスト、中巻なのに、滅びました。
ゴート族という蛮族にローマ皇帝が引退させられ、
その後とくに皇帝がでるわけでもなく、自然消滅的に。

天寿を全うした人を見るような気になりました。
よく生きたな、と。
波乱万丈ながら、しっかりと、着実に進んでいたような。
寂しい気持ちもありますが、
そういう意味で、納得性のあるものではありました。

大きな流れというものがあるのでしょうか、
個々人、個々の国々では抗えないような、
そういう目に見えない何か。
パラダイム、とも少し違いますが、そういうの。

確かに、ぐだった皇帝とか、
またそれがころころ変わるとか(現状を見るとあてはまりすぎて苦しいですが)、
そういう具体的に衰退した原因をつくった人たちはいます。

ただ、そういう傷を、昔は自然治癒的に癒せていたのに、
最後は自分では治すことができなかったと。

王政、共和制、元首政、専制君主制、と
大手術もしてきましたが、それも限界やったのでしょうねー。


大きな流れ、具体的なものとしては
ローマ時代はゲルマン民族の大移動でした。
その野蛮ながらも生命力あふれるところに、
ローマの人たちは抗しきれなかったと。

最近でいうと、facebookとmixiですかね。
私のまわりは急激に変わりつつあります。

確かに、いろんな面でfacebookよりもmixiの方が使いやすいと思います。
インフラという面では。

でも、facebookの方が、勢いがあると。
それはちょっとリアルタイム性が高いとか、実名とか、
ちょっとした違いでしかないのですが。
結局は、ユーザーがなんらかの変化がほしい、と
漠然と思っていたのではないかなどとも思います。


あとは、mixiのmixiたる所以の部分をやめてしまったところも、
ローマに似ているなと。
紹介制であったりとか足あとをやめてしまうところとか、
ローマが市民権をむやみに与えてしまったところと似ています。


このままローマのようにmixiも静かに死んでいくのですかねー。
個人的には残念なので、引き続きこちらでも書いていこうと思います。


すみのみ

2011年09月17日 23:39

さて、こんな展示を見てきました。

『帰ってきた江戸絵画 ニューオリンズ・ギッター・コレクション』

kaette.jpg


リニューアルオープンした京都文化博物館にて。
ギッターさんという人が日本の美術に惚れ込んで、
収集していったコレクションの展示。
アメリカ人が見た日本の美、というところです。

禅画をはじめとして、文人画、円山四条派、琳派、浮世絵、などなど、
典型的な日本美術ぽいものが多数。


やっぱり、水墨画ってすごいなと、いつも思います。

対象のエッセンス部分だけを抽出して、
それだけで、他の余分なものを全て捨てれるなんて、
すごいことですよね~。

さらには、一番強調したいところではなく、
その周囲に影をつけるだけで、それが浮かび上がってくるとか、
そういう手法も結構ありました。

一番書きたいものを書かないなんて!
大胆ですよね~。

いろいろあるとなんか安心してしまうにもかかわらず、
強調したいところだけしか書かず、
他のところに勇気を持ってスペースをつくるというのは、
バランス感覚が相当ないとできないことですよねー。

墨の濃淡だけでここまでできるんやなと、
ほんまにいつも感心してしまいます。


「純粋で、シンプルで、素朴な」美しさ、に
ギッターさんは惚れ込んだということで。

こういうセンスを持てることは日本人のすばらしいところやと思うので、
これからもこういうのをええなと思えるように、
磨いていきたいなと思いました。



2011年09月16日 23:09

さて、本を読みました。

ローマ人の物語〈41〉ローマ世界の終焉〈上〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈41〉ローマ世界の終焉〈上〉 (新潮文庫)
(2011/08/28)
塩野 七生

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待ちわびていた最終章、ついに出版されました。
というわけで、早速。


キリスト教が国教になり、
ローマ帝国も東西に分裂、
いよいよ終焉を迎えます。

滅びる原因は、いろいろ。
その中の一つ、統治システムの老朽化、というところについて。

この頃、皇帝位はそれまでの、
民衆の第一人者という建前から、
神が与えた地位という建前にかわります。

神が与えた地位とすることにより、
より皇帝位を安定して絶対的なものにするというのが狙い。

それ自体、あってるとも間違っているとも言えません。
皇帝がころころ変わるという最悪の事態を避けるには必要です。


ただ、やはり弊害もあるわけで。

皇帝がぐだってしまったり、
その周囲がその周囲のみの論理で行動したり、
というところが出てきてしまいます。

最後のローマ人、と呼ばれたスティリコという人物が
全体を見通して行動しているところに、
皇帝や官僚が、自分の狭い周辺での地位や利益を得るために、
邪魔をし、最後には殺してしまいます。


こういうのを見てると、人間て成長してないなと。
私の周りでもそんなことばっか。

結局、システムが古くなると、
ルールの生んだコンセプトはなくなって、
ルールのみが固定化されてしまうのですかね。
実際に能力のある人ではなくて、
そのルールをうまくこなせる人だけが上にいける、
すこし歪な状態になってしまうと。

そして、ルールをこなせるだけのちっちゃい人間のやることが、
ほんまに大きなことをする人間の邪魔をできてしまう、
というところが、老いたシステムの悪いところになるのではないですかねー。
…私の周りの話?


やはり、古いものはメンテが必要ということですね。
家で言うと、リノベーションてやつですな。

結局昔は、カエサル、アウグストゥスのときに、
システムを上手くリノベーションしたのでしょう。

古いものの良い部分は残しつつ、
新しい状況に適したものを構築しないといけないと。
共和制から帝政への上手なシフトができたことで、
さらに数百年生き延びれたというところなんでしょうなー。


その後も何度か改築をしようとはしたものの、
お金無かったり、傷みがひどすぎて、
もうどうしようもない、というのがこの本の頃のローマ。
いよいよ終焉。


引き続き読んで行こうと思います。

長くなってしまった。

リテラシー

2011年09月06日 22:10

さて、本を読みました。

経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには (中公新書)経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには (中公新書)
(2005/12)
大竹 文雄

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ここで言うセンス、リテラシーという言葉に意味的には近いものです。
何かを考える時、ある体系的を考えのベースにするというか。

例えば、どこからかボールが飛んできたときに、
バスケットボーラーはミートして両手でキャッチすることを考え(さらに両足で着地する)、
物理屋さんはその落下軌道から重力の大きさを考え、
だじゃれ好きは「ものがボールだけに、急やな~」などと言ってみたりする、
というアレです。ナニだ?


その経済学版。

いい男は結婚しているのか?
なぜ私の給料は低いのか?
成果主義ってほんまに効果があるのか?

などの日頃のちょっとしたテーマを、
経済学的な切り口で考えたらどうなるか、という内容。


経済学的なというと難しますが、
要は、金銭的に損か得か、というところだけ考えるということです。
これを「金銭的インセンティブ」といいます。

例えば、日本の終身雇用制について、わりとメリットも多い、と。

たとえば若い時には生産性以下の給料を支払、
年をとると生産性以上の給料を払うという形になっているとします。
(実際にそうなっている場合が多い)
そして、真面目に働かなければ途中でクビにしますよ、と約束します。

となると、若いうちは損を積み重ねているので、
年をとるまで働き続けないといけない、
しかもクビにならないように真面目に働かなあかん、
と、雇用される側は思うはず。

一方、生産性に対応した給料の場合、
いつやめても損はしないので、より得になる可能性があるなら
いつやめてもよい、と、雇用される側は考えるはず。

さらには、任期制と終身雇用制で同じ給料だった場合、
当然リスクをとらない被雇用者は、終身雇用を選ぶはず。
なので、同じ人件費なら必ず任期制の方が高くつくはずなのではと。


実際はこんな単純ではないのでしょうが、
切り口がシンプルなだけに、そこから導かれる結論には
ある程度の納得性がありました。

そして、それでいいのだと言っています。

人間は感情で動くときもあるし、合理的に動けるわけでもない、
だから完璧に行動を予測することは不可能なのはあたりまえ。

ただ、金銭で動くことも当然多いので、
その切り口で考えることができれば、
大きく離れない結論を導き出せるのではないか、ということでした。


…長い上に、いまいち面白さを伝えられませんでしたが、
具体例が多いので、非常にわかりやすいです。
個人的にも普段こういう考え方あんまりしないので、新鮮でした。
Facebookにも書きましたが、最近では一番。

興味のある方はぜひ~。


15 x 6

2011年09月04日 20:27

さて、アニメを見ました。

『イヴの時間』

未来、たぶん日本―――。
ロボットが実用されて久しく、
アンドロイド(人間型ロボット)が実用化されて間もない時代。

というくだりから始まるこの話、
人格を持ったアンドロイドが、
いろいろ悩んだり苦しんだりしながら前に進んでいく話です。

15分の短い話6話を1本の劇場版としてまとめたということで、
15分に1度はまとまるため、非常にテンポよく見れました。
話としても、ややありがちながら、面白かったです。
ややキャラを前面にだしている気がしますが。

劇場版アニメの特徴なのか、
この作品も映像がとてもきれい。
そのためか、簡単にひきこまれました。


あとは、でてくる電子機器が絶妙に近未来的で、
そこに一番わくわくしてしまったような。
電子黒板とか、宙に浮き出るカフェのメニューとか、
もうちょいでできそうやな的なものがたくさん。

世の流れとしては、最新の機能というよりも、
ある程度成熟した技術でデザインで差別化、
みたいな電子機器が増えているように思いますが、
革新的な機能があれば、
それはそれでええのではないかなと思いました。


しかし、マンガにアニメが最近の夫婦の専らの趣味です。
どんどんダメな方向へいっている?



3週間後

2011年09月01日 23:24

なんとなくはじめたfacebook、3週間が経過しました。

感想。

  ・全体的な雰囲気としては、友達が増える、ということがまだメインぽい
   (何かを発信してる人はあまり多くない)

  ・長文を書く気にはならない
   (日記を書くにはやや場違いな感じがする)

  ・友達リクエストすることにまだ少しドキドキする
   (受身)

  ・コメント(というか、いいね!)はつきやすい
   (嬉しい)

  ・Y田くんとK藤くんの発信が多い
   (仲よすぎ)


ところで、facebookやTwitterでのやりとりのキーワードを分析して、
新しいトレンドを解析するというのが、研究分野として伸びているそうです。

単にある単語の数とかではなくて、疑問文とか文脈とかを制限して、
ある嗜好を持っている人が、どういうところにどういう風にいるかとかを
マクロにみてみよう、みたいな感じに。
そういう分析手法のアルゴリズムとかがいろいろ考えられているのだとか。

マーケティングいらずになりうる話ですからね。
興味のあるところです。

誰一人わからん喩えですが、ネオアトラスの吹き出しみたいなイメージです。
面白い世の中になってきたものですな~。


さて、引き続き、日記はmixiで書こうと思います。読書録も。

読書録については、差別化をしようと思い、
Facebookでは、2,3行に感想をまとめるようにしました。
あとは、漫画もはじめてのものについてはしようかなと。


そんな感じにして3週間、分析結果は、、、

  マンガ読みすぎ

でした。






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