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独り言 …でもないか。

コンヒューズド

あいつは何をいってるんだ?
俺にはわからない。

俺はただ、いつもの場所でいつもの行為をしていただけなのだ。

ひとつだけ違うとすれば、
そこにあるべきものは、
そこにあるべきときにしか、
そこにあるべきではないのだ。

それが少し異なっただけではないのか。
あるべきとき、が少し長くなってしまっただけだ。

わからない。

あいつはどういうつもりで言ったのだろう。
ついていることが正しいのか?
ついていないのが正しいのか?


ロッカーに鍵をかけたまま帰ったのは俺だ。

それをとりにいったとき、あいつは、こういった。



「キーつけや」


つづき

寒いです。
風邪をひくのではないかとのもっぱらの噂です。

昨日の続き。

続、大村益次郎の話ですが。
暗殺をされるわけです。

ちっちゃい人間というものはどんなところにもいて、
いろんなことを台無しにしてしまうと。
たらればはなしにしても、
もったいないなと思うわけです。

大村益次郎暗殺の黒幕の人も、かなりのぐだりよう。
なんか具体的な理由があっての行動ですらないですし。
どんな行動も感情をもってするものではありますが、
ぐだった感情だけで行動されるのはやっかいです。


と、そういうことを初めの感想としてはもったのですが。


ほなら、殺された側は悔しいとかそういう感じになってたのかなとも思いました。
なんとなく、飄々としてそうな気がします。

結局は、自分なのでしょうかね。
語弊がありますが、全ては結局、自己満ともいえそうな。


それを、他人が、生きてたらこんなこともできたとか、
こうやればもっとうまく人間関係やっていけたとか、
権力を持つことも可能やったとか。
逆に、そういうのはすべて、
言った側のレベルを表してしまっているような。

恋人が浮気してるのではと嫉妬ばかりしてる人は、
結局自分がそういうシチュエーションなら浮気をしうると思っている、
とか、そういう感じですかね。

今までの本の感想とか見てても、
どうもなんか、ちっちゃいです、私。
その人生を、完結したものとして愛でるような感覚がないというか。
なんでこうじゃないのか、などと考えることが多いです。
もっとおおきくなりたいですなー(身体はでかいですが)。


まぁ逆に、そういう感想から、自分の求めている像などはでてくるのかもしれません。
たまにはちゃんと、そういうことも考えてみたいものです。

うーむ、わかりにくい文になってしまった。
こういうときは、おそらく内容がまだ、自分のものになっていないのですな。

はやめに寝ましょかねー。



技術者的


さて、本を読みました。

花神〈上〉 (新潮文庫)花神〈上〉 (新潮文庫)
(1976/08)
司馬 遼太郎

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花神 (中) (新潮文庫)花神 (中) (新潮文庫)
(1976/08)
司馬 遼太郎

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花神 (下巻) (新潮文庫)花神 (下巻) (新潮文庫)
(1976/08)
司馬 遼太郎

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司馬さんを100冊、今年中に達成できたらええなとおもってるのですが、
おそらく93冊目です。
あと一息です。

今回は幕末、大村益次郎のお話。
長州藩で急に現れ、急に去っていった、軍事の天才のお話。

実際は急に天才が現れるというようなことはありません。
表舞台にでてこないというだけですな。
でも、表舞台に主人公が出てこない分、
表舞台がすごくすっきりと見渡せました。

幕末というドラマチックな話を、主人公が主体の状態で見てしまうと、
その劇的な部分に飲み込まれていってしまうのです。
それはそれで、ものすごくすばらしいことやと思いますが。

坂本竜馬にしても、土方歳三にしても、高杉晋作にしても、
大きな歴史の流れの中にそういう人達はいるので、
その目の前の劇的さに魅せられてしまうのですな。
魅せられました。


それに対して、この大村益次郎と言う人は、歴史の中のある瞬間まで、
全然表舞台にでてきません。
さらに、その合理的な性格のために、
出るときも感情で左右されることがほとんどないと。
なので、非常にいろいろなものごとがすっきりと見渡せるわけです。

この人は職人というか、技術者なのですな。
やし、合理的に、むだな装飾をできるだけはぶこうとしています。

装飾部分にも意味はあると思うのですが、
何かをみるとき、一度は無駄部分をはぶいた状態でみないといけないですね。


無駄な装飾をはぶいてものごとに対するということに信念をもってる大村益次郎は、
技術者として尊敬します。

私も技術者になろうとしているのですし、
変なネガティブ感情で行動を左右することなく、
合理的に何ができてなくて何をしなくてはいけないか、
ちゃんと見ていこうと思います。


不可抗力ながら

koushin.jpg

ネット復活しました。
最近落雷のたびに壊れている気がします。
ものが雷だけに、ひさんだーという感じです。


さて、復活してみると、はじめてみる言葉がありました。

「最近日記の更新がありません」

そういうわけで、今後も見ることはないような気がしますので、
記念として書き留めておこうと思います。


昨日は半導体フェスタというお祭でした。
Gくんに関して、また世間が狭いということを再確認とかしました。
フレッシュさを全面にだして、からあげの売り子をしました。


以上

べたです

松本引越しセンターがつぶれたらしいですね。
びっくりです。


さて、全く関係ないですが、
弱っているときは、大体べたなことが大事な気がします。
疲れたときこそリズミカルというやつです。

というわけで、名言を、自分へのメモ的に。


■いかなる天才も熱情によって生み出される

■上がっても上がらなくてもと考えている人の頭からはハシゴは生まれない

■やろうと思えば人間はたいていのことができると、私は思っている

■”0から1へ”の距離は、”1から1000へ”の距離より大きい

■この世においては汝の肉体が力尽きぬのに
 魂が先に力尽きるのは恥ずべきことではないか

■諦めるのは簡単だ 
 簡単すぎてつまらない

■人間の優劣は他者との比較において決めるものではなく、
 自分自身の中で決定されるものだ

■具体的に動けば具体的な答が出る

■神は行動せざるものを決して助けず

■日本人は、失敗ということを恐れすぎるようである。
 どだい、失敗を恐れて何もしないなんて人間は、最低なのである


という感じ。

情熱と、具体的行動と、覚悟ですね。



今回のベストはこれ。

■ほとんどすべての人間は、
 もうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だというところまで行き着き、
 そこでやる気をなくしてしまう。
 
 いよいよこれからだというのに。


エジソンの言葉です。
どポジティブ!
さすがですねー。

まぁ、がんばってみましょうかー。


独白

最近の私のミクシーが暗いというもっぱらの噂ですが。

結局弱音を言っても、得られるものはせいぜい慰めということで。
慰められたら嬉しいんですけどね。

なんというか、この状況を乗り越えられなければ、
他のどんな状況も乗り越えられんやろなというのもあり、
せめて前向きになろうという程度のポジティブにはなりました。

結果として、単なるだめ人間の烙印を押されるかもしれませんが、
それを受け入れるぐらいの覚悟は必要ですな。
目先のことも多少はこなしつつ、
長期的視点で、何が本当に必要かを考えて行動しようと思います。


まぁでも、やらなあかんとか、やるべきとか、
そういう義務だけでやりたくないですしね。
どうも、何を望まれているかを変に空気読んで、
読み違えながらすすんでしまっているような気がします。

意識して空気読まずに、自分が楽しいと思うことを、
なんとか楽しんでやっていきたいものです。


文章にすることで、少しは自分のものにならんやろかという試みでした。

駄文

土曜

前日終電まで飲み、
朝から掃除をして、
バスケを6時間し、
ふとももをうまれてはじめてつり、
若手に偉そうに話をし、
あんじへ飲みにいく。


日曜

朝は教会に行き、
昼からはY田家へ、
たこやきパーティーを。

かばんを忘れて芦屋に行く奴や、
誕生日を祝われる奴がいて、
Wiiで不器用さを見事に示し、
得意の熱い語りをし、
焼酎をはじめてうまいと思いながら、
7時間飲み続ける。


月曜

ようやく親と少しゆっくりすごし、
病院へ見舞いに行き、
そのまま宇治へいき(女子と)、
ほうじ茶ゼリイを食べ、
マリメッコを薦め、
メイドのようなシャツを試着し、
YJに会い、
いそやで焼野菜を食べ、
ヘルシー感を堪能するが、
5デザート/5人が成り立たず、
最後も暴飲暴食で終わる。



とくに、おちはない。



おくる

昨日は送別会×3。

職場の先輩と、同期×2でした。

どの方々も惜しまれている感が強く、
とてもよかったと思います。


職場の先輩ですが、大変惜しまれておりました。

いっしょに仕事をしている人なんかは特に、
どうやってこの穴を埋めることができるんだ(いや、できない)、
ということを口にしておりましたし。

一言の後も、鳴り止まない拍手て感じでした。
飲み屋なのに、座敷なのに、
スタンディングオベーションになりかけてました。

自分にしかできないことてのをほんまに成し遂げているというか、
成果だけが全てではないというのを体現しているような。
まぁそういうのがあるし職場に対する愚痴とかがでてしまうそうですが。

とりあえず、数値や何かでは測る事のできないことをやってきたと。
すばらしいことやと思います。


同期も惜しまれておりました。
まぁどちらかというと、壮行されておりました。

片割れはDです。

同期にDは4人いて、敬語を使わない2人のうちの1人。

一見ちゃらちゃらしていて、本当にちゃらちゃらしているが、
仕事に対しては完全に真面目なあたり、さすがです。
半導体に対して真摯です。たぶん。

まぁ、エネルギーのある人なのですな。
もはや年齢的にはアレなのに、すごく元気です。
ややメタボですが…。


もう一人は、研究室かつ会社の同期。

いやはや、もうすでに知り合ってだいぶたちました。
ベルギーへ。

単純に考えると、すごい出世コースな気もします。
Aりさんもそうですが、研究室の同僚はすごいのですな。

ただ、仕事を抜きにして考えると、
相当大変でしょう。
異国で、一人で、世界の最先端をするとなると。

驚異的な負けず嫌いで、根どころか幹まで真面目で、
そういうところがとても魅力なのですが、そこがね。
身体を壊さないか心配です。

同僚としては応援してますが、
友人としては心配しているといったところでしょうか。


恒例の、胴上げ。



軽かったので、とても飛びました。

送別したみなさんの、今後の飛躍を祈念しております。


もやっと

もやっとしていますが、
文章や言葉にするのがええのか悪いのか。


■文章や言葉にすることのメリット
  ・整理される
  ・案外たいしたことないことに気づく

■文章や言葉にすることのデメリット
  ・一度外に出すと、以後そういう見方をしてしまう
  ・もやっとしたときの言葉は大体ネガティブ

やめとこか。


何かを伝える事は難しいですねー。
自分が伝える側でも伝えられる側でも難しいです。
ま、そやしおもしろいのかもしれませんが。


ナベツネさんぐらい、総裁選の候補者ぐらい、
ロシア人力士ぐらい、N朝鮮の人たちぐらい、
自分の言葉に責任もたない性格なら楽かもですね。



しん こく

申告であり、深刻でもあるのです。
信仰告白というものは。

HJさんが受洗をしたそうです。
いろいろ背景はありますが、総じてめでたいし、嬉しい事です。

私の文章を見てもそうやとわかることですし、
今にはじまったことでもないですし、
前にも何度も言っていることですが、
簡潔さというものが大事です。


私が宗教、キリスト教に持っているおもいてのは、
少なくとも一般的なキリスト教会の教義とは違います。
でも、それでも、大枠ではキリスト教なのでしょう。


こまかいところは、わかる人にだけしかわからんのですよね。
仕事でもそうです。
1対1でゆっくりちゃんと話せたら伝わることてのは実に多いですが、
端的に完結に伝わることてのは油断するとすぐに少なくなります。

いかに多くを伝えるかてのも、ほんまに大事ですねー。


まぁ、とりあえず、友人の受洗というものは、
私自身を見直すいい機会になりそうやということです。

ちなみに私の洗礼名はテモテです。
パウロの弟子でし。


あついついで


ちょっとあつくなったついでに。
本も読みました。

100人の20世紀〈上〉 (朝日文庫)100人の20世紀〈上〉 (朝日文庫)
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100人の20世紀〈下〉 (朝日文庫)100人の20世紀〈下〉 (朝日文庫)
(2001/08)
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「20世紀の100人」ではなく「100人の20世紀」だそうです。
やし、別にこの100人が偉大な100人として書いているわけではなく。

20世紀という、よくも悪くも人類史上最大の変化のあった世紀を、
いろいろな側面から説明するために、この100人が選ばれたという感じです。

まさに列伝形式。楽しかったです。
まぁ、西大后とかのようなぐだった人もいますが。

幸之助さんもいたりしてました。
マネシタとか書かれてましたけどね。


戦争なんかでも特にそうですが、
最近は個人というものが消えているような気がします。
個性を重要視しているはずなのですけどね。
ちっさな個性を尊重して、強烈な個性は消しているような。

そういう中で、これだけ多くの偉大な人がいることが、
とても新鮮に思えました。


今インターンの子をなぜか世話しているような形になっていますが、
結局メーカーは裕福な人を豊かにしているだけな気がするといわれました。
確かに、ターゲットがどんどん富裕層になっているような。

ビジネスとしては仕方ない部分もあるかもしれませんが、
そういうのを抜きにして、ほんまにええのかと思ったりもします。
でも、富裕層でなくても買えるものを作っているという気もします。


それでええのかと、考えてみることも必要なのでしょう。

いい悪いは別にして、歪んでいる場合があるのも別にして、
この本にでてくる人たちは何かしらのパッションをもっていますな。
自分が正しいと思う道に、どんどん進んでいく人が多かったです。

運命的な出会いが人生を変えることもありますが、
自分の選択が人生を変えることもまたあるわけで。


今のところ、私の選んでいる道には満足しています。
でもどこかで、こういう、バランスよくある程度安定した状態に、
ほんまにええのかということを考えたりもします。

でも、選択までの猶予はあまりないですね。


いやはや、岐路です。

岐路だ。

岐路なのよ。


学会にて

O物、行ってきました。連続日帰りで。

発表ではなく、トレンドを調査するという感じ。
まさかまたIII−V族のセッションに行く日がくるとは。

話も、それなりにちゃんと聞きました。
昔のように必死になりすぎず、興味を持って聞けたような。
まぁ、あいかわらず定量的なところに興味が持てません。
いつもメモをし忘れました。
Al組成をメモるのを、いつも最後に気づくのですよねぇ。


緩和の話等も大変興味もって聞けたのですが、
閑話もなかなか充実しておりました。

昨日はようやくI先生と合流。
WM本も合流し、懐かしの薄膜Gトークしました。

今日はK島さんにあって、光物性についていろいろ聞いてきました。


結局、私は恵まれていると。
再確認しました。

自分が望んでいるもの、
あるいは望んでいたものは手に入れているはずなのですよねぇ。
この状況を乗り越えられないようなら、
他の状況はもっと乗り越えられないでしょう。

でも、私はその状況を食いつぶしているだけやったような。
少しスタートを有利にしたはずなのに、それを活かせていません。
実際、こまかい議論のところは理解がついていってないのですよねー。


通信教育も自分のためにやってるのに触ってもないし、
物理現象を解明するのを目指してるはずなのに物理をそもそも知らんし。
ミクシーひとつとっても、自分のこだわりのはずなのに最近更新してないし。

ちょっと甘えているのかもしれません。
もうちょい、必死にならんといけませんな。

そして、こういうやる気をちゃんと持続しないといけません。
量子井戸にキャリアをうまく閉じ込めるようなものです。
ブロッキングレイヤーを入れたほうがいいのですかね。
バンドが曲がって変なところにやる気がたまってしまうかもですけどね。
GaNばります。


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    見る脳
    見る脳・描く脳―絵画のニューロサイエンス
    岩田 誠
    東京大学出版会

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    科学と自然観
    科学は「自然」をどう語ってきたか―物理学の論理と自然観
    菅野 礼司
    ミネルヴァ書房

    科学と自然観は、科学が自然観を生み自然観が新たな科学的版権を生むという、相補的な関係にある。なのに私たちの常識は、量子論や相対性理論をふまえた上での世界観とは実は相容れていない。

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    城塞 (上巻)
    城塞
    司馬 遼太郎
    新潮社

    応仁の乱からおよそ150年。戦国時代は長く、一つの話では収まりきらない。「国盗り物語」→「新説太閤記」→「関ヶ原」ときて、それらの物語の締めくくりとして。日本の中で最も激動期であったこの時期は、日本人として当然知っておくべき。

    宇宙からの帰還
    宇宙からの帰還
    立花 隆
    中央公論新社

    宇宙飛行という行為は、精神的にどのようなインパクトを与えるものなのか。科学技術の一つの頂点である宇宙飛行が、実は人間の内面に一番大きな影響を与えているのかもしれない。神や人間存在などについての宇宙飛行士の考えは実に興味深い。

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    イワン・イリッチの死
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    岩波書店

    いわゆる中の上ぐらいの一市民の平凡な生活から、その死までを淡々と書いている。私たちが常にすがりつこうとしている「生」とは、一体なんなのか。私たちの常におそれている「死」とは、一体なんなのか。

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    ユートピア
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    岩波書店

    はじめ、理想郷といわれるものが本当に理想郷であるかどうかという本だと考えていたが、実はトマス・モアの葛藤を書いている本。つまり、政治と宗教の矛盾をどう捉えるかという話。どちらにも全身全霊をかけたモアの話だからこそ、意味をなすような。

    棚から哲学
    棚から哲学
    土屋 賢二
    文藝春秋

    哲学とユーモアを融合するとこんな風になる、という感じ。ユーモアで覆われているが、いつも見落としていたことに気づかされる。それ以前の作品に比べると、この本はやや短編であるためリズムがよく、ユーモア色が強い。

    新教養主義宣言
    新教養主義宣言
    山形 浩生
    晶文社

    非常に広範なテーマについて、非常にでかい態度で書かれている。くやしかったら反論してみろと言わんばかり。あくが強いが、いろいろ考えさせられる本。やはり、これからはこれぐらいは広い教養がないと自立的に生きていけないのではないかと。

    無限論の教室

    無限論の教室
    野矢 茂樹
    講談社

    無限や実数など、あたりまえに使用していたものは本来そこまで確実なものではないという話。最終的にはゲーデルの不完全性定理により、それらの無矛盾性などは証明できないという結論になる。我々はそういうものを土台にして生きているのですがね。

    日本語と日本人の心
    日本語と日本人の心
    大江 健三郎、河合 隼雄 他
    岩波書店

    他に大江健三郎、河合隼雄との対談を文章化。私達の母国語である日本語について、あらためて考えさせられる本。日本が世界に誇れるものは多くあるが、日本語もその一つ。もっと意識的に日本語を使っていかないといけないと実感させられる。

    八人との対話
    八人との対話
    司馬 遼太郎
    文藝春秋

    対話、という手段により、二つの知識から新たにより高次な思考が生まれる過程は見事としか言いようがない。歴史というものを共通の話題とはしているが、内容は決してそれだけではなく、実に深い。対話の相手は、立花隆やアルフォンス・デーケンなど。

    脳を鍛える―東大講義「人間の現在」
    脳を鍛える―東大講義「人間の現在」
    立花 隆
    新潮社

    知識をためこむだけでなく、それを自分の中で体系づけることが大切、ということを実感させられる。そもそも、今の我々にはその体系づける知識すらないわけで。大学はいったところの人に、是非読んで欲しい本。脳を鍛え"続ける"ことが大事です。

    死生学がわかる。
    死生学がわかる。
    朝日新聞社

    死に対する、あるいは死に臨む人に対する、様々な領域の人の考え方が2,3ページずつつづられている。普段どうしても目をそむけてしまうことなので、たまには考えてみるのもいいのでは。

    沈黙
    沈黙
    遠藤 周作
    新潮社

    私のことを愛しているのならなぜ神は沈黙されるのか?というクリスチャンに影のようにつきまとう問題。最後の主人公の選択は正しかったと私は思います。

    ゲーデルの哲学―不完全性定理と神の存在論
    ゲーデルの哲学―不完全性定理と神の存在論
    高橋 昌一郎
    講談社

    サブタイトルは不完全性定理と神の存在論。論理学では「矛盾」を考えるが、ゲーデルによると「汝自身が矛盾しないことを汝は証明できない」。

    世に棲む日日 (1)
    世に棲む日日
    司馬 遼太郎
    文芸春秋

    司馬作品は戦国なら戦国全部、幕末なら幕末全部読むのが一番面白い読み方であると。『竜馬が行く』で全体像をつかんだ後に読むと、面白さが何倍にもなるのでは。

    ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙
    ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙
    ヨースタイン ゴルデル
    日本放送出版協会

    まぁべたな本。哲学について非常にわかりやすく書いてある本。考えさせられることが多々ある。これが倫理の教科書なら誰でも授業にでるのでは。

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