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独り言 …でもないか。

解釈

昨日の続き。

信じるということは、
何かしら、目の前のことにつじつまをあわせる行為といえます。
他者からみるとそれは矛盾していることも多々ありますが、
自分の中で整合が取れていれば、それはそれでかまわないわけで。

こういうと、宗教とかそういうものに限ったことに感じそうですが。


でも、物理学でもそんなことは多々あります。

ひとつは、量子力学の世界。
今月の日経サイエンスにそれ関連の記事が。

日経サイエンス 2008年 04月号 [雑誌]日経サイエンス 2008年 04月号 [雑誌]
(2008/02/25)
不明

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エヴェレット解釈、てやつのちょっとした話でした。
コペンハーゲン解釈というものとよく対比されるのですが。

どちらも、量子力学で表される確率的な描写と、
我々の感じる単一の状態とのつじつまをあわせているのです。
どちらも、それを信じている人は、相手を矛盾していると考えるわけで。


エヴェレット解釈てのは、いわゆる多世界解釈というやつです。

何かの選択(人間に限らず)が起こると、そこで世界が分岐して、
それが両方存在し続けるとか、そういう感じ。
そういう分岐した世界が無限に存在する、
それを描写したのが量子力学やという解釈なのだそうです。

この解釈やと、シュレディンガー方程式がそのまま受け入れられるのだそうな。
ま、シュレディンガー方程式がなぜ正しいのかは私はわかっていないのですが。


個性をつくるのは、それまでにしてきた選択によると、私は思っています。
無から創りだせるならそれはすばらしいと思いますが、
きっと、そんな人は稀有ですし。私は凡人ですからね。

ある選択に対して、逆の選択肢をしていた世界が存在する、
と考えるのは不思議な気分になります。
まぁ私は自分のいるこの世界のことすらわからないので、
ほかの世界には少し手がまわらなそうですが。


私は失敗もあったとはいえ、総じて今までの選択はよかったと感じています。
今の自分に対して、ある程度満足はしているような。

ただ、もし仮に他の世界にいけるのであれば、
もう少しコメントの多い世界にいってみたいとは、思います。

人はなぜ、

『人はなぜ神を信じるかわかるかね?

           ― 信じたいからさ』

と、カウボーイビバップであったような。
他の話に比べるとそれだけ重いテーマでしたなぁ。


さて、本を読みました。
ケノービさんのブログで紹介されていて、おもしろそうやったので。

日本の10大新宗教 (幻冬舎新書 し 5-1)日本の10大新宗教 (幻冬舎新書 し 5-1)
(2007/11)
島田 裕巳

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カルト的なものでなく、世と軋轢なくつきあっている、新宗教の話。
最近の新書にしては、読みやすさ重視という感じは見えず。
まぁ、宗教といっても教義的なところの成否とかではなくて、
何をベースにしているかとか、その歴史とか特異性とか、
そういうことが列挙してあるので、へーという感じで読みやすいです。

いろんな宗教があるのですな。
創価学会はじめ、知らないことが多かったです。
こんなあるんや、て感じでした。
日本という国は、無宗教ではないと、思わされましたなー。

筆者のスタンスも日本人的に思いました。
その宗教の歴史を見ていくと、明らかにぐだってる部分があったりするわけです。
捏造、とまではいかんかもですが、誇張とかは容易にあるわけで。

でも、そういうところふくめ、
信仰心というところに筆者は結構感銘をうけています。
何かを信じられるということは、すばらしいことなのかもしれません。


信じたいから信じる。

世の中はそうやと思う人が多ければ多いほどそうなる、
という仮説もあるのだそうですが、
事実とは反するものに対する信仰で救われることは果たしてどうなのか。
そういうところを少し考えました。

昔は「貧病争」が信仰に傾く原因だったそうですが。
今はなんなのでしょうね。
今は、宗教的なことも全て個人のものとなってしまっているせいで、
教団として大きく発展はしにくいのではないかと言っています。
確かに、そういうところはあるかもしれません。
あとは、インターネット系ですなー。


さて、新宗教は「貧病争」の「争」、戦争中に結構発展しているのですが。
我々、司馬史観と呼ばれるものに縛られれているところがあるそうで、
昭和に対してマイナスのイメージをもっている傾向があるみたいです。
確かに、司馬愛読者として、そういうところ、ありますね。

でも、興味がすごく湧いてきました。
そのあたりを書いた本、ないですかねー。
あまり偏りなく書いている本て、何かあるのでしょうか。

まんがでは、きっと、
『北神伝綺』とか『木島日記』の雰囲気がよくあらわしているような。
このまんがたちは結構やってきます。お薦めです。


今日もおちがないですね。
最近の質の低下感の原因はそこやと思います。

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    日本語と日本人の心
    大江 健三郎、河合 隼雄 他
    岩波書店

    他に大江健三郎、河合隼雄との対談を文章化。私達の母国語である日本語について、あらためて考えさせられる本。日本が世界に誇れるものは多くあるが、日本語もその一つ。もっと意識的に日本語を使っていかないといけないと実感させられる。

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    八人との対話
    司馬 遼太郎
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    対話、という手段により、二つの知識から新たにより高次な思考が生まれる過程は見事としか言いようがない。歴史というものを共通の話題とはしているが、内容は決してそれだけではなく、実に深い。対話の相手は、立花隆やアルフォンス・デーケンなど。

    脳を鍛える―東大講義「人間の現在」
    脳を鍛える―東大講義「人間の現在」
    立花 隆
    新潮社

    知識をためこむだけでなく、それを自分の中で体系づけることが大切、ということを実感させられる。そもそも、今の我々にはその体系づける知識すらないわけで。大学はいったところの人に、是非読んで欲しい本。脳を鍛え"続ける"ことが大事です。

    死生学がわかる。
    死生学がわかる。
    朝日新聞社

    死に対する、あるいは死に臨む人に対する、様々な領域の人の考え方が2,3ページずつつづられている。普段どうしても目をそむけてしまうことなので、たまには考えてみるのもいいのでは。

    沈黙
    沈黙
    遠藤 周作
    新潮社

    私のことを愛しているのならなぜ神は沈黙されるのか?というクリスチャンに影のようにつきまとう問題。最後の主人公の選択は正しかったと私は思います。

    ゲーデルの哲学―不完全性定理と神の存在論
    ゲーデルの哲学―不完全性定理と神の存在論
    高橋 昌一郎
    講談社

    サブタイトルは不完全性定理と神の存在論。論理学では「矛盾」を考えるが、ゲーデルによると「汝自身が矛盾しないことを汝は証明できない」。

    世に棲む日日 (1)
    世に棲む日日
    司馬 遼太郎
    文芸春秋

    司馬作品は戦国なら戦国全部、幕末なら幕末全部読むのが一番面白い読み方であると。『竜馬が行く』で全体像をつかんだ後に読むと、面白さが何倍にもなるのでは。

    ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙
    ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙
    ヨースタイン ゴルデル
    日本放送出版協会

    まぁべたな本。哲学について非常にわかりやすく書いてある本。考えさせられることが多々ある。これが倫理の教科書なら誰でも授業にでるのでは。

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